なんですか、これ(胃痛)。
いやキッツ……これこそがユーフォの魅力の一つだと思うのでとても面白い神回だと感じましたが、それはそれとしてキッツ……3期で一番、何なら歴代の名シーンに匹敵するぐらいの胃の痛さかもしれない。それくらい見ていて心が抉られるような回でした。
ソリに選ばれず、真由から(本人が自覚しているかはともかく)煽られ、部長としての仕事もこなさないといけなくて、さらには麗奈とも対立し……もう泣きそうじゃんという表情や声のトーンも所々に見られて、久美子に共感すればするほど、(あくまでも褒め言葉としてですが)「うわあ……ユーフォ見るのキツい……」となりました。
聞きました? 真由と会話した時の久美子の「どうしたのー?」とか「気にしてないからー」のあの声……聞いていて辛いですよ……(黒沢ともよさんの演技素敵です、本当に)。
いや、真由も100%善意っぽいから真由は真由で可哀想なんだけど……どうしても久美子に共感してしまうので……
もう誰か、久美子を思いっきり抱きしめてあげて欲しい。そんで久美子は思いっきり本音ぶちまけて一回とことん泣いてほしい。
奏……は本人もオーディション落ちちゃってるダメージがあるから、秀一でもお姉ちゃんでもいいから、何ならあすか先輩でも夏紀先輩でもいいから……誰か久美子を抱きしめてあげてくれよ……あんだけ苦しい思いをしている中で「部長失格」は辛すぎるよ……9話を見ながらずっとそう思うばかりでした。久美子が現実にいて今大人ならもう飲みに行きたいぐらい。本当に酒飲みながら言葉を交わしたい。もうそれぐらい久美子に共感して辛いです。
武田先生の描くキャラクターの心理描写、最高すぎますね……エグい……。3年生編は、「部長としての久美子」を主軸に、「真由との対比」「進路」「滝先生の指導を巡っての価値観の違い」の3つがメインとして展開されているなと再認識しました。
過去に、「正論が必ずしも正しいとは限らない(正論がその人にとっての正解じゃないこともある)」と感じた経験があるのですが、今回の話を見てそれが頭をよぎりました。麗奈の言うことも正しいとは思う一方で、その正しさは果たして正解なのか、滝先生の言うことを信じるのが正しい、それはそうだけどでも久美子や他の部員的に引っかかる部分がある……麗奈にあんなことを言われて(おそらく反応を見る感じ)ショックは受けつつも、滝先生を全面的には信じていないと自分の意見をしっかり伝えられたのはよかったですね。
というか、滝先生の真意がよくわからないんですよね……迷っているのかいないのか、どうして色々変えた指導方針にしたのか、視聴者目線ですらこれなんだから、そりゃ疑問を持つ部員がいてもおかしくないですね……せめてオーディションの選考結果も含めて、ちゃんと部員達の前で諸々の理由を滝先生の口からちゃんとみんなに伝えれば、まだ部員達も納得できるとは思うのですが……滝先生、どうして言ってくれないんですか……?
葉月と緑輝で滝先生に対して意見が違うのも面白かったです。葉月は元運動部だからっていう思考なのかなと感じる部分があったのも細かくて素敵でした。あの場面もなあ……後ろに麗奈がいるの分かってるからこその久美子の苦労が……マジで久美子、メンタル大丈夫ですかね(ダメな気がする)。
あと久美子と秀一の熟年夫婦感ある会話が大好きなので、今回それが見られたのがめちゃくちゃ良かったです。いいぞもっとやれ。お願いします、やってください。
ということで、胃痛のまま書いたので文章のまとまりがおかしいような気がしなくもないですが、9話の感想でした。
次回はどうなるやら……
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