7話を視聴しました。前回書きたいことが多すぎた分、今回は控えめです。
今回の注目ポイントは、久美子の進路のことと、プールでの真由とのやりとりでしょうか。
7話ではいよいよ久美子が大学の説明会に行くという、自分の進路についての本格的なアクションを起こし始めましたね（というよりお盆休みに入るまではずっと部活漬けで単純に時間がなかっただけのような気もしますが）。奏みたいに二年生の時から既に行動し始めている人を見ると焦り、葉月みたいにまだ進路を決めていない数少ない仲間が進路を決めるとまた余計に焦り……わかる、わかるぞ久美子。
でも最も共感できたのは、「どうしてそんなに簡単に進路を決められるのか。簡単に決められない自分がおかしいのか。でもなんとなくで決める気にはどうしてもなれない」という久美子の心情。筆者は大学に上がるまではなんとなくだったので割と簡単に決まりましたが、社会人になってから自分が本当にやりたい仕事を考えるようになって、そこから自分の進路について真剣に考えるようになり、その結果、なんとなく思考になれないからこそ進学先や就職先を簡単に決められないという状態になりました。ただこれは、仕事で悩んでいた時に社会人からでも自分の夢ややりたい仕事を実現させた人の存在を知ったことで「簡単に決める→なんとなくで決められない」思考になったので、もしかしたら久美子としては大学を辞めてまで美容師を目指したお姉ちゃんの影響も大きかったのかなと思います（実際お姉ちゃんに「私まで同じことしたらお父さんが……」と話してましたし）。身近に無難な道よりもやりたいことに向かう道を選んだ人がいると、こんなふうに悩んでしまうものなんですかね……。今の久美子の気持ちとしては、多分ちゃんと自分がやりたいこととか目指したいものを見つけて、そこに向かっていける進路を選んで決めたい、でも今それが自分にはない、だからといって妥協はしたくない。で時間がどんどん過ぎていくから焦っていく。どうやったらそんなに簡単に進路を決められるのか、その方法があるなら教えてほしいくらい。こんな感じでしょうか？
ボソッと「先生って凄いなあ」と話していましたが、これは久美子が教師になる伏線だったりするのでしょうか？ 仮にそうなら、部長として部員をよく見ている経験から、生徒のことをよく見る教師になると考えると結構合ってそうですよね。
真由関連だと、今回は今まで以上に真由の影というか闇みたいなものを感じた気がします。（本人が自覚しているかはともかく）6話であすか先輩の楽曲のことで久美子に拒絶されたことで、真由は久美子が自分のことそんなに好きじゃないと悟った→プールに誘ったけどそれも6話で拒絶した負い目から？→「好きも嫌いもない人のことを本気で好きになることは絶対にないと思う」→私に歩み寄ろうとしているけど久美子ちゃん私のこと別に好きじゃないよね→じゃあ私も拒絶する……こんな流れに見えました。
久美子にとって真由は「中学時代の自分の上位互換（ユーフォの腕前的に）」。そして久美子は基本的に結構ドライなところがあって、自分の本音とかはあまり出さずに一歩引いた距離から相手の様子を伺う一面がある。つまり真由にもドライなところがあって、真由自身もそれを自覚している上で久美子もそういうタイプの人間だとわかって、そういう人のことを本気で好きにはならない→久美子も自分のことそんなに好きじゃない、になったんでしょうか。似たもの同士だからこそ相手が自分のことそんなに好きじゃないとわかって、でも似たもの同士だからこそ仲良くなりたいみたいな気持ちもどこかにあったから久美子に近づいた、でも6話で拒絶されたから今度は自分からはっきりと拒絶して線を引いた、ということ……？（最後に真ん中に飛行機雲の一本の線が引かれた写真が映ったのは真由が久美子との間に線を引いたという表現でしょうか）
自分と似た存在だからもしかしたら仲良くなれるかもしれないと思ったけど、お前拒絶したよな？じゃあこっちからも仕返しに拒絶してやるみたいな意図がもしあったとしたら……ひええええ怖ええええ……真由のことがちょっとよくわからなくなってきました。基本的に久美子に共感しちゃうタイプなので真由のことを好きになれるかと言われると微妙なんですが、ただ真由はめちゃくちゃいいキャラしているなと思いますね。3期が面白い理由の一つかも。
ということで7話感想でした。
そういえば触れていませんでしたが優子先輩と夏紀先輩出てくれてめっちゃ嬉しかったです。
原作だとお盆休みの3日目に久美子が夏紀先輩達に誘われてみぞれ先輩の大学に行って、みぞれ先輩の演奏を聞きにいくシーンがあったんですがアニメだとカットされてましたね。そこでの会話で判明しましたが夏紀先輩と優子先輩は大学でガールズバンドをやっているとのこと。映像で見たいなあ……。
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