こんにちは、水上コウです。
突然ですが、「響け!ユーフォニアム」という作品が大好きです。
今月からアニメ3期が放送されたと言うことで、感想記事というのは初めてですが毎話の感想を書いていきたいと思います。キャラクターの中では久美子が大好きなので、久美子の心情にも触れていきながら感想を語っていけたらと思います。
【全体を通して】大好きなユーフォが帰ってきた!
この手の「長い時間空いてからの続編もの」を見た時にありがちな「これこれ!この感じ!」という感覚が、ユーフォ3期1話からも感じられました。
京アニさんの美しい作画、北宇治カルテットの4人、久美子のあの自然でアンニュイな感じの声と失言しちゃうところ、麗奈のトランペット、新入生勧誘のための外での演奏(今回は星野源さんの「恋」でしたね)、楽しむかガチで全国金賞目指すかのアンケートなど……懐かしさ、感動、ワクワク感、3期のスタートとしてとても満足のいく1話でした。過去作を見ていると、あすか先輩達や久美子のお姉ちゃんは何してるのかなあとか思ったりも。今後出てくるんですかね? それも楽しみですね。
部長になった久美子、慣れない部長と忙しい毎日でストレス?
久美子としては部長になったというのが今までと大きく異なる点で、3期1話は主に「部長としての久美子」の様子に特に注目しながら見ていました。
久美子自身の性格からして、部長についても基本そういうポジションはやりたくない派だと思うので(他者を拒まないところもあるので優子先輩達に「無念を晴らしてくれ」的な風に部長の座を託されて断れなかったんだろうなと思います)、自分の柄でもないし慣れない部長としての負担は結構大きそうだなと感じました。ただ交換ノートをちゃんと書こうとしていたり、部長の仕事自体はちゃんとやらないとという使命感は持っているんだろうなと。
月曜日の朝が早い、起きるシーンでのあのだるそうな感じ、散らかった机、先生に指摘されるまでまだ自分のクラスすら確認していなかったところなど、とにかく時間がなくて多忙な毎日を送っている印象がたくさん見受けられたので、ストレスが結構(もしかしたら本人が自覚してる以上に)ありそうだなと思いました。秀一に「だったら変わってよ」って言った時とか、ちょっとキレてる感じもありましたね。でも秀一や麗奈みたいに自分のストレスというか本心をぶつけられる、気が許せる相手が側にいてくれるのはとても心強いですね。過去には自分の中に溜まっていった感情が爆発するシーンもありましたが、今作では部長が故にどこかで爆発することもあったりするのかも気になります。
3年生としての自分
「どこかふわふわして落ち着かないまま3年生が始まってしまった」というセリフがありました。
部長になったこともあって、毎日とにかく部のことに注力するばかりで、自分自身のことについてはあまり自覚がないというか疎かというか、ちゃんと向き合うことはまだできていないのかな?と思いました。先生が教室で「自分が何者でありたいのかとちゃんと考えるように」と話した時も、久美子の表情は特に変わりませんでしたし、(進路とか)自分のこれからのことはまだちゃんと考えられていないんじゃないかなと思います。朝さっさと家を出たシーンも、(父親の言動からして)もしかしたら朝食を食べている時に父親に「進路どうするんだ」的なことを言われる可能性があって、それを嫌ったのもあるのかなと思いました。
黒江真由との出会い
「そして、次の曲が始まるのです」
なんか不穏なトーンでしたね。
麗奈との帰り道で初めてユーフォの音を聞いた時は「あすか先輩……いや違うか」みたいなことを言っていましたが、はっきりとあすか先輩の音ではないと認識しつつも「柔くてどこまでも伸びる音」だとすぐに感じたことから、あすか先輩に近いレベルをあの時感じたのではないかと思います。その時は遠くから聞こえただけなのでそこまで不穏な感情は持っていなかったと思いますが、その子が目の前にきて、しかもあすか先輩と同じ銀色のユーフォを持っている。直感的に、「下手したら自分よりも上手いのでは」という気持ちが久美子の中に出てきたのでしょうか。部長の仕事に時間を割く分練習時間が減るのかはわかりませんが、仮にそうだとしてそういう環境の中で真由がぐんぐん上達して自分のユーフォとしてのポジションがなくなってしまったら……あの一瞬でそこまで考えていたかはわかりませんが、ここは2話以降も気になるところですね。
終わりに
ということで、ざっくりとではありますが1話の感想でした。
2話以降も久美子の心情を軸に置きながら、感想を書いていけたらと思います。
筆者は原作を読んでおらず、またアニメについても過去作は全て見ているものの、最後に見てから時間が経っていて記憶が曖昧なところがあるので、今後感想を記事にしていく上で原作を読んだり、アニメを見返したりして、設定や解釈違いがないように努めていきたいです。
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